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非生産的 03:08

文字が好きだ。

せっかくの休日に、
家に居たって仕方が無い。
サッカーでもして汗を流したり、
ライブを観に行ったり、映画を観たり、
美味しいランチに出かけたり。

非常に生産的である。

朝から文字を読んで、
気がつくともう夕方。

文字は時間を忘れる。
素晴らしい時間である。
全く必要の無いような、
素晴らしく不可欠な時間。

夕暮れから星空に変わる時間に、
焦点の合わない雲と雲の切れ間を、
ぼうと眺めながら。

人はこの世に生まれて、
あっと言う間にいなくなる。
人間はどうしてこうも難しく生きているのか。
考えても考えなくても、
あっと言う間にいなくなる。

BYE-BYE

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
かず子 20:58

何やらはっとした日には、
小さな脳みそを回転させて、
やるべき事を考えて、
無駄な動きを排除しよう。
有意義に生きるのだ。
しかしなんだなんだと考えて、
今日が終わる。それよりは、
なんだっていいんだ、
とりあえず外にでも出て、
適当にふらつき、そして眠ろう。

「そんなことでは君に特別な未来は無いぞ」
今日の僕は、昨日の僕にそう言おう。

だけど、明日の僕は、
「いやいや、いいんだ。
いまが幸せならそれでいい。
ほら君、笑っていられるんだろう。
特別な未来なんて、必要無い」
そう今日の僕に言うんだ。

僕は妙に納得して、
しかしまたはっとして、
やるべきことを考えるのだろう。
そう、いつだって、そうなんだ。

ぐるぐる、ぐるぐる。
いつだって、そう。
それが普通の人間。
愛と、恋の、
違いの、分からぬ。

BYE-BYE

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
09:16
 <続>
第1章:其ノ六

風の音か何かだと思ったのだが、
それはやはり扉の開く音だったようだ。
ミシ、ミシと足音が近づいてくる。
その音はどうやら軽く、それが
男のものでは無いことが分かった。

僕は暗闇の中で、
足音とは反対側の壁を見つめていた。
ミシ、カタ、フワ、トン…
静かな暗闇の中では、
ごく僅かな音も耳に入ってくる。

ふと、腰のあたりに何かが触れた。
ギクリとしたが、威圧的な感じはまるで無い。
それは手のひらであるとすぐに分かった。

「誰でしょうか」と小声で尋ねると、
この村に住む女です、と言った。
夜中に突然こんなことをしてすいません。
今日、遠くからあなたを見て気になっていたのです。
ですが、人目がありますので、
こうして夜中にやって来ました。

そんなようなことを言った。
「また明日、来てよいですか」
と言うので、
「別に構わないけれど…」
と答えると、スっと立ち上がって、
今度はすり足で扉の方へ向かい、
また扉はギィといって閉まった。


窓から朝日が差し込み、目が覚めた。
今日はこの村を少し探索してみよう。
窓を開けて外を見ると、
一匹の黒猫と目が合った。





<続>

<前回>
http://oppiro.jugem.jp/?eid=822




| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
曖昧模糊をひとつ下さい 23:22


曖昧な表現。
曖昧模糊とした感情。

それらしく見せることは出来る。
俺にも出来る、あなたにも出来る。
それってとっても簡単。
分かってやってるの。
凄いでしょ。

確信犯的な曖昧模糊。
自立的な曖昧模糊。
曖昧模糊の一人歩き。
初めての曖昧模糊。
曖昧模糊を1つ下さい。
砂糖入れてね。

難しいことを無理矢理考えようとする。
シニシズムという言葉を使ってみる。
本音を偽装する。
本音の周りを意味の無い物質で固めてみる。
それってとっても簡単。

タイトルを考える。
案外そうかもしれない。
思い出せない。
端が無い。
それでは中心が分からない。
ではここは一体どこだ。

自分の声で吠えてみなさい。

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
グレート・ギャツビー 20:09


僕は大いなる勘違いをしていた。

そしてそれは過去の話ではきっと無い。
今だって、そうかもしれない。

例えば水中を泳ぐ魚。
自らすいすいと泳いでいると思っていた。
しかしそれらは、水がそうして泳がせていたのだ。
そのくらい、いや、それ以上の勘違いである。

大いなる勘違いとはつまり、馬鹿なのである。
僕は馬鹿だったのだ。

地球がさかさまになっても、
今僕は驚かない。

誰かを傷つけることは実はとても簡単で、
それに気付くことは意外と難しい。
誰かを幸せにすることも実に簡単で、
それは気付くという類のものでは無い。

これから僕は、
まっすぐ歩ける気がしない。
心がぐにゃり。
視界がぐにゃり。
道がぐにゃり。
明日がぐにゃり。

ほーほー、ほーたる来い。

かくれんぼしましょ。

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
コンニチワ 13:30


<続>
第1章:其ノ五


…。

仕事ヲ頑張ッテイマス。
勉強ヲ頑張ッテイマス。

何ノタメニ頑張ッテイマスカ。
生キルタメニ頑張ッテイマス。

生キルッテ何デスカ。
楽シイデスカ。
アナタの夢ハ何デスカ。

モチロン毎日楽シイデス。
笑顔デ毎日過ゴスコトガ幸セデス。


ガガガガ…ガガ…。
ガガガガガガガガガ…。




…。

夜中の3時に目が覚めた。
真っ暗だ。
足が重い。
暑くは無いが背中や額に汗をかいていた。


暗闇の奥で、誰かがこちらを見ているような気がする。
目が合いそうな気さえして、怖くなった。

布団を鼻の下までかぶり、
横向きになって窓から星を見た。
流れ星が1つ、スッと現れて消えた。

もう一度寝よう。
僕は目をつぶった。





ギィ…、と、
遠くで扉の開く音がした。



<続>

<前回>
http://oppiro.jugem.jp/?eid=820

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
プリマリイ 21:11


<続>
第1章:其ノ四

彼女は聞き覚えのある曲を口ずさんでいた。

それが僕の記憶の中にあるものなのか、
この不思議な空間が作り出した思い込みの記憶なのかは不確かだった。

女性はスキップに近い足の動きで茶褐色の建物の前に駆け寄り、
「今日はここに泊まって下さいね」と言った。
扉はギィと開き、
中は比較的予想通りの民宿のような造りだ。


僕はとりあえず早く横になりたいと思った。
何か、忘れていたものをゆっくりと思い出したい。


…思い込み。

僕はあの人のことが好きだと思い込んでいるだけだ。
あの人だって、僕が好きなのだと思い込んでいるだけ。
思い込みとは便利であるが、ややこしい。

記憶だってそうだ。
僕が今、頭の中に描いている情景は、
僕の本当の記憶なのだろうか。
僕が過去に見た新しい情報から作り出した、
思い込みによる記憶かもしれない。

その記憶が新しい思い出となって、
僕の中に刻まれる。

それはまぎれもなく僕の真実の記憶となり、
まぎれもなく偽物の記憶でもある。

記憶とはいつだって曖昧なのだ。



窓からは緑の山並みが見える。
花や木には詳しくないが、
ぼんやりと眺める景色は好きだ。

僕は何をしにここへ来たんだっけ。
あてもなく、ということになっているのは、
僕が新しく重ねた言い訳だという気がしている。
僕は、記憶の中に隠れた、
ダビングする前の記憶を辿ろうとする。
なかなか難しい作業だ。

そうするうちに眠ってしまった。
外は暗くなり、空には無数の星が輝いている。

<続>

<前回>
http://oppiro.jugem.jp/?eid=764

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
オイオマエ。 19:25


あんたはいいよ。

只なんとなく其処に在る。
考えることなど何も無い。
時に波打つ。
時に風に吹かれる。
ゆれる。

あんたはいいよ。

目を瞑ると其処に在る。
明日を想へば昨日が浮かぶ。
時に広がる。
時に縺れ絡まる。
歪む。

俺はそうして思うことがある。
うまくいかない事も有ル。
うまくいく事の方が少ない。

只なんとなく其処に居る。
動かぬ頭で何を考えている。
そうしてお前は消え往く。
薄い影を残して。
そこには何も無いのだ。

そこに居る必要など無いのだ。
真昼の太陽が言う。
真夜中の月が言う。

水中に浮かぶ、あんたはいいよ。

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カテゴリー 00:54


<続>
第1章:其ノ参

カエルのぬいぐるみは彼女の家の鍵に付いていたものだった。

少し先には僕が今朝停めた車が見える。
中に傘を入れたままだったが、多分明日も雨は降らないだろう。
僕は彼女に案内されて、来た道と帰り道の間程にある小道に入った。
そこは今まで歩いていた道よりも狭かったけれど、
ずっときれいに整備されているようだった。

少し歩くとそこには小さな村があった。
うっすらと霧がかかっているのか、奥の方はあまり見えていない。
ここからがこちらの世界への入口ですよ、
という風貌の店が建っている。

ふと店の中を覗くと、
僕の頭のどこかにある、難しいことを無理矢理考えようとする部分を、
ふわりと盗んでいくような言葉が壁に書いてあった。

彼女は相変わらず、
いや、相変わらずというのは可笑しい。
彼女とはまだ出会って数時間しか経っていない。
僕は昔のことを思い出していた。

あの子が笑ってる。
僕の好きな声で笑っている。
僕の好きなシルエット、僕の好きな手のひら。
僕の好きな背の高さ。
そして僕のあまり好きではない音楽を聴いていた。

それで僕は、次に何をして
その子を笑わせようかなと考えているのだ。
彼女はそうだ、確か声が低かった。


そんなことを考えていると、
僕はいつの間にか少しだけにやけていた。
彼女は僕を見て「なんだか楽しそうです」と言った。
「そうかなぁ」
「君はどうしてここに来たの?」
「それが自分でも分からないんだ」



「君はここに来ることになっていたんですよ」

彼女は向こうの山並みに目をやっていたが、
宇宙を吸い込んでこちらに映し出す瞳に、
少しだけ現実が覘いた気がした。

僕は少しだけ後ろを振り向くのが怖い気持ちになった。

<続>

<前回>
http://oppiro.jugem.jp/?eid=735




<裏日記:第22回>
この話は10ヶ月、6ヶ月空いて3回目の更新。
一体何だか自分でも分からない。
次はまた半年後にでも。

| 裏日記 | - | - | posted by OPPIRO -
知覚の扉 22:54

13日はライブでした。

来ていただいた方々へ。
ありがとうございました。



今日、バラの花輪を見つけた。
そうしたらさ、手を繋ごうよ。
だってバラは綺麗でしょう。
ポケットに花束挿して、皆で転ぼう。
たいした知恵もないくせに、
それを自分の言霊として発言してやろう。
本来の自分なんてとっくに消えてる。


無垢と経験の歌。
アルビオンの娘たちの幻想。
ロスの歌、子羊、エルサレム。

難しいこと考えてそうな男の子は、
案外誰かの真似事ばかりしてるのかもしれないね。
部屋の隅に正座して考えよう。
黒縁メガネを少しずらして、低い声で語りかけよう。

それで返事が来たら怖いよ。
裏日記:第21回


(AM4:22/sewing machine)
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